社交ダンスを始めて姿勢がなかなか直らない|初心者が最初に整える体の土台

社交ダンスを始めて姿勢がなかなか直らない|初心者が最初に整える体の土台 姿勢・立ち方

社交ダンスを始めたばかりのころ、「姿勢を真っ直ぐに」と言われてぐっと意識してみる。でも次のレッスンでまた同じことを言われる。そんな繰り返しに、少し疲れてきていませんか。

社交ダンスを始めて1〜2年たっても姿勢が変わらないと感じていませんか。毎回のレッスンをまじめに続けているのに、先生に同じ指摘をされるたびに「自分は向いていないのかも」と思ってしまうこともあるかもしれません。

でも、姿勢が変わらない理由は、やる気や才能の問題ではありません。どこをどう使えばよいかという「体の使い方」の土台が、まだ整っていないことがほとんどです。

姿勢が直らないまま時間が過ぎていくとき

姿勢が直らないまま時間が過ぎていくとき

ダンスを始めたばかりの頃は、覚えることがたくさんあります。ステップの順番、音楽との合わせ方、パートナーとの距離感。そのうえに「姿勢も真っ直ぐに」と言われると、体のあちこちに意識を向けながら踊ることになります。

意識を集中させているときは少しうまくいった気がするのに、音楽が始まるとふっとくずれてしまう。あの感覚、覚えがある方も多いのではないでしょうか。

実は、「意識して姿勢を作ろうとする」ほど、体はぎゅっと固まりやすくなります。固まった状態で動こうとすると、余計なところに力が入り、かえってバランスを取りにくくなるのです。これは初心者に限ったことではなく、長く続けている方でも同じことが起きます。

年齢のせいじゃなかった、という話

50代・60代になると、「体が思うように動かないのは年齢のせいだ」と感じやすくなります。たしかに体の変化はあります。でも、姿勢がなかなか変わらない最大の原因が年齢かというと、そうとも言えません。

社交ダンスの世界大会に出た経験のある先生が「姿勢をキープしやすくなった」と話していました。その先生も現役時代は体幹トレをガッツリやっていたそうです。ある日、体の使い方を整えてから踊ったとき、力んでいた頃より安定して、しかも自然だったと話していました。体の使い方次第で、この感覚は年齢に関わらず変わっていきます。

骨盤の位置や背中の使い方を少し変えるだけで、体全体の重さの乗り方がすっと変わることがあります。年齢よりも、今の体の使い方のほうが姿勢に大きく影響しています。

力んでいると、なぜ動きにくくなるの?

姿勢を「作ろう」と意識すると、自然と体のどこかに力が入ります。背中を伸ばそうとすれば背中に、胸を張ろうとすれば胸に、ぐっと力がかかります。その力みが、かえって動きにくさを生んでいることがあります。

力が入っている部分は、動こうとする動きにブレーキをかけます。ターンをしようとしても体がついてこない、パートナーと組んでもお互いに押し合うような感覚になる、というのはこの状態から生まれることが多いのです。

「力を入れて姿勢を保つ」のではなく、「整えると力まなくても安定する」という状態を目指す。その方向性の違いが、上達の大きな分かれ道になります。ホールドが崩れる原因と体の使い方についてはこちらでも詳しく書いています。

姿勢が整ってくると、体の疲れ方が変わった

社交ダンスを長く楽しんでいる方に共通していることのひとつが、「踊った後に疲れ方が変わった」という感覚です。以前は毎回くたくたになっていたのに、体の使い方が変わってからは疲れにくくなった、という声があります。

姿勢が整うと、体にかかる負担が自然と分散されます。背中や肩、お尻の筋肉がほどよく使われるようになり、特定の部分だけに過度な負荷がかかりにくくなるのです。これは健康面でも大きな意味があります。

社交ダンスを趣味として長く続けていくためには、毎回のレッスンが「つらい修行」にならないことが大切です。体が楽になると、練習そのものが楽しくなり、自然と続きやすくなります。まずは「疲れにくい体の使い方」を知ることが大切です。

社交ダンスの姿勢と体の土台についての詳しい記事はこちらも参考にしてみてください。

土台から整えると、後になって違いが出てくる

技術を積み重ねる前に、まず整えておきたいことがあります。それは「立ち方の土台」です。

上半身や腕の形を意識する前に、足の裏から骨盤、背中、頭の位置までが自然につながって、すっと背骨が伸びている状態を作ることが先になります。土台がふわっと不安定なまま、上の部分だけを「形として」作ろうとしても、動くたびにくずれてしまいます。

骨盤の位置が安定すると、自然と背中もすっと伸びやすくなります。お尻の筋肉がほどよく使われることで、骨盤を下から支えてくれます。こうした体の連鎖が整ってくると、「意識しなくても自然に立っている」感覚に近づいていきます。

ステップや腕の形を覚えることも大切です。でもその前に、どんな動きをしても「もどってこられる体の中心」を育てておくことが、初心者の最初の一歩として大きな意味を持ちます。

50代・60代から社交ダンスを始める方向けの話は、こちらの受け皿ページでも続きを書いています。

よくある質問

Q:社交ダンスを始めるのに適した年齢はありますか?

何歳から始めても、体の使い方次第でダンスは楽しめます。50代・60代で始めて、長く続けている方はたくさんいます。若い頃と同じような動きができなくても、今の体の状態に合った整え方を知ることで、十分に楽しめる土台が作れます。「もう遅い」という年齢はありません。

Q:社交ダンス初心者は何から始めればいいですか?

多くの方はステップや基本の型から入ります。それと並行して、「力を入れずに立てる体の状態」を知っておくことをおすすめします。型を覚えることも大事ですが、どんな型も体の土台が整っていないと安定しません。教室でのレッスンと合わせて、立ち方・重心の置き方を意識していくと、習ったことが体に入りやすくなります。

体の使い方をじっさいに試せる場があります。

体の使い方を体験してみたい方へ

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