「50代だから、もう体が言うことを聞かない」と思っていませんか。
社交ダンスを始めようとしたとき、あるいは始めてしばらくたったとき、そんな気持ちがふっと頭をよぎることがあります。先生から「もう少し背中を伸ばして」「腰を落として」と言われるたびに、年齢のことを考えてしまう。そんなことはありませんか。
体の動かしにくさには、年齢や体調など、さまざまな要因があります。一方で、姿勢を保とうとして必要以上に力を入れていることが、動きにくさにつながっている場合もあります。年齢だけで決めつけず、立ち方や力の入れ方を確認することも大切です。
痛みや強いふらつき、しびれなどがある場合は無理に動かず、必要に応じて医療機関へ相談してください。
年齢だけで決まらない。50代・60代から社交ダンスを続けるために

50代・60代になって、以前より体の動かしにくさを感じることがあります。始めた頃より少し動きにくくなってきた、と感じることもあるかもしれません。
「今さら体が覚えてくれるだろうか」「若い頃のように動けないのでは」と不安を感じる方もいます。ただ、社交ダンスでは、速さや柔軟性だけでなく、立ち方や体重のかけ方も大切です。自分の体に合う動き方を確認しながら練習することで、無理なく続けやすくなります。
力だけで姿勢を保とうとせず、立ち方や体重のかけ方を丁寧に確認することは、社交ダンスを長く楽しむための一つの考え方です。
動かしにくさには、力の入れ方が関係することもある
50代・60代になると、腕を上げようとするとどこかがつっぱる、背中をまっすぐにしようとするとぎゅっと力が入ってしまう、そういう感覚が出てくることがあります。
動かしにくさの原因は一つではありませんが、必要以上に力を入れることで、別の部分までこわばる場合があります。年齢や柔軟性だけで判断せず、どこに力が入っているかも確認してみてください。
たとえば、ホールドを保とうとして腕や背中に力を入れることで、肩がすくみ、動きにくくなることがあります。「力を抜こう」と意識するだけで変わりにくいときは、立ち方や上半身の支え方から確認してみてください。
骨盤や上半身がどの位置にあるかを確認すると、一部分だけに入っていた力を減らしやすくなる場合があります。腕や背中だけを直そうとせず、足元から上半身までの支え方をまとめて確認する考え方です。
体の使い方を見直した方が感じた変化
「踊るたびにくたくたになり、帰宅するとへとへとだった」という方が、体の使い方を見直したあとに「練習後の疲れ方が変わった」と話していました。これは本人が感じた変化であり、感じ方には個人差があります。
社交ダンスの世界大会に出た経験のある先生も、体の使い方を見直してから踊ったとき、「現役時代と同じか、それ以上にバランスが安定している。しかも自然だ」と話していました。これは一人の体験ですが、年齢だけでなく、体の使い方にも目を向けるきっかけになる事例です。
力んで踊ると、肩や腕などに負担を感じることがあります。健康のために始めた場合でも、無理に姿勢を保とうとすると疲れやすくなることがあります。立ち方や体重のかけ方を見直したあとに、練習後の疲れ方が変わったと話す方もいます。
また、「先生に言われた通りにしようと必死だった動きが、以前より自然にできるようになった」と話す方もいます。その方は、姿勢の形だけでなく、立ち方や力の入れ方も見直していました。
無理なく社交ダンスを続けるためには、技術の練習だけでなく、自分の体に合う立ち方や力の入れ方を確認することも大切です。
初心者向けの体の使い方については、社交ダンスを始めて姿勢がなかなか直らない|初心者が最初に整える体の土台で紹介しています。立ち方や体重のかけ方については、社交ダンスの姿勢が「真っ直ぐ」に作れない理由もあわせてご覧ください。
立ち方やホールドの構えを実際に比べられる体験会を準備しています。内容や開催予定は、体験会ページでご確認ください。

